秋の夜長・疲れ目にはカシスを!

日本カシス協会(会長 宮永嘉隆西葛西井上眼科病院院長)は、目に良い果実「カシス」の摂取を推奨し、カシスの効果・効能を発表する機関として、2005年10月10日に設立されました。

様々なメディアの皆様から「視界良好果実」あるいは「話題の抗酸化素材」として特集が組まれるなど、 カシスという果実の認知も除々に向上され始められており、比例する様にカシスを使用した商品の数も増加傾向にございます。

10月も半ばを過ぎ、日がくれるのが早くなってきました。暗くなるのが早いと、帰宅時間も早くなるそうです。そして、自宅での長い夜を、読書やパソコンで費やす方も多いことでしょう。とくに、パソコン愛好者のほどんどが目の疲れを感じたことがあるといいます。目の疲れがひどくなると肩こりや腰痛、吐き気などの不快症状が出ることもあり、早めの対処が肝心です。この辛い悩みに効果を発揮するのが、カシスアントシアニンです。

“カシスアントシアニン”の効用

カシスに含まれる「カシスポリフェノール」は、末梢の血流を改善する効果が確認されています。
肩こりや冷え性に効果が期待できるだけでなく、顔面の血流も向上させ、女性の悩みのひとつである目の下の 「クマ」の解消も期待できます。

「注目の成分アントシアニンが、ブルーベリーの数倍!」

「ポリフェノール」の中でも有色野菜や果物の赤紫色を構成する色素成分です。

【ピントフリーズにカシス】 ピントフリーズに効果てきめん!!

パソコンのモニターなどを凝視しながら作業をしていると、ふと遠くを見たときに、ピントが合わずに視界がかすんだ経験は誰にもあると思います。いわゆる「ピントフリーズ現象」と呼ばれるものです。これは、目の中の「毛様体筋」という、ピントを合わせるための筋肉が、肩こりなどと同じように凝った状態になり、目の焦点の調節がきかなくなって、一時的な近視状態になってしまうためです。
カシスに含まれる「カシスアントシアニン」は、このピントフリーズ状態を改善するはたらきがあると言われています。その効果を見てみましょう。

実験
カシスアントシアニンのピントフリーズの抑制効果について
実験
方法
弱度の近視である21人(平均年齢20.9歳)にカシスアントシアニン50mgを含むドリンクと、含まないドリンク(プラセボ)を飲んでもらいました。その後、被験者の目が一時的な近視状態になるような強度の視覚負荷作業として、パソコン作業を2時間やってもらい、それによって引き起こされるピントフリーズ状態の抑制効果を調べました。
結果
作業前と作業後の屈折度数の平均値を比較してみると、カシスアントシアニンのドリンクを飲んだグループは作業後でも屈折値の低下はみられず、作業前後で有意差も認められませんでした(作業前-0.432±0.602D、作業後-0.402±0.643D、p=0.598) 。一方、プラセボを飲んだグループは、作業後の屈折値低下が大きく、一時的な近視化が進んでいる状態が認められました(作業前-0.384±0.536D、作業後-0.503±0.579D、p=0.064)。
この差は、作業前後の変動値の平均を比べるとより明確で、カシスアントシアニングループ(-0.030±0.252D)に比べてプラセボグループ(0.119±0.278D)の変動は大きく、両者間には有意な差(p=0.006)が認められました。
この結果は、パソコン作業時に、カシスアントシアニンを摂取してから作業した場合、摂取していないときに比べて、一時的な近視化が抑制されることを示しています。
注)統計的検定に関する危険率(p=0.05以下) は、統計学的な有意差があると判断できます。

日本カシス協会事務局