ニュージーランド大使館にてカシスサミットを行いました。
日本カシス協会(会長:宮永嘉隆)は、2006年2月14日ニュージーランド大使館にて、カシス(英名:ブラックカラント 日本名:黒房すぐり)の生産者、消費者、流通、メーカーなど70名を招集し、「第1回カシスサミット」を開催しました。
ニュージーランドと日本の友好の約束
ニュージーランド経済発展省より、第1回カシスサミット開催に対する祝辞を頂いた。
今回のカシスサミットは
1.
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生産者代表
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ニュージーランド大使 | ジョン・マッカーサー氏 |
ニュージーランドブラックカラント協会CEO | イアン・ターク氏 | ||
ニュージーランド大使館商務部参事官 | ディビッド・ファーガソン氏 | ||
青森市市長 | 佐々木誠造氏 | ||
2.
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研究者代表
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西葛西・井上眼科病院院長 | 宮永嘉隆氏 |
サンクリニック院長 | 市橋正光氏 | ||
3.
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メーカー代表
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明治製菓株式会社 代表取締役社長 | 佐藤尚忠氏 |
4.
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消費者代表
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ヒメクラブ社長 | 平舘美木氏 |
日経ヘルス編集 | 黒住沙織氏 | ||
5.
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流通関係者代表
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住商ドラックストアーズ、(株)サカイヤ (株)コバショウ (株)杏林堂薬局 山田薬品 |
カシスに関係する5つの見地の方が70名集合し、サミットを行なった。
1、ニュージーランドブラックカラント協会より、日本カシス協会へ感謝状の贈呈
ニュージーランドカシスの普及/需要拡大を通して、親善と友好に尽力したとして、イアン・ターク氏(ニュージーランドブラックカラント協会CEO)から、日本カシス協会に感謝状が送られた。
協会を代表し、会長の宮永嘉隆(西葛西井上眼科病院院長)、同副会長の佐々木誠造(青森市市長)、佐藤尚忠(明治製菓株式会社代表取締役社長)、理事の市橋正光(サンクリニック院長)が感謝状を授与した。
2、カシスの有益な情報の共有 生産/研究/市場・トレンド動向の確認
- カシスの市場の拡大
日本で一番の生産地である青森市市長 佐々木誠造は、最近需要が求められることから、生産が追いつかず、今年生産地を拡大することが決定。2007年には生産量を4倍にすることを計画されていることを発表。
ニュージーランドでも、ニュージーランドブラックカラント協会CEOイアン・ターク氏より、良質のアントシアニンが多く含まれる品種(BENRUA)の需要がここ5年で5倍になったとの報告があり。 - 「カシスアントシアニン」の可能性を眼と皮膚の2つのテーマで発表
- 「カシスでスッキリ カシスアントシアニンの調節性眼精疲労軽減効果」
パソコンの使用頻度が増えたことも重なって、日本人の眼精疲労は、もはや恒常的に日常生活の悩みとなっている。これに対し、果実でエビデンスを持って効果が実証された「カシスと眼の関係」を発表した。■ 講演 日本カシス協会会長 西葛西・井上眼科病院院長 東京女子医大名誉教授
宮永嘉隆(みやながよしたか) - 「カシスと皮膚の美容」
老化と光老化、加齢と光加齢に関して、紫外線が皮膚へ及ぼす影響という観点から、カシスの強い抗酸化力(4種のアントシアニン)の血流改善効果と、肌の代謝、シミの原因によるメラニン合成の抑制、紫外線によるしわの形成の抑制(つまりコラーゲンが破壊されないように保護)の可能性を発表した。■ 講演 日本カシス協会理事 サンクリニック院長 神戸大学名誉教授
市橋正光(いちはしまさみつ)
3、真夏の果実「カシスの日」を真夏の7月23日に決定
カシスは真夏に収穫できる果実で、紫外線を強く浴びたものほど、栄養価の高い良質なカシスとなることから、カシスサミット参加者全員で、7月23日(大暑)を「カシスの日」と制定すると決議した。
4、良質なニュージーランドカシスを大使館シェフの料理で体験
ニュージーランド大使館シェフ:ダミアンオローク氏により、カシスワイン、キール、カシスウォッカ、カシス焼酎、カシスドリンクや、ラムやチーズなど様々な食材とカシスの料理を堪能するパーティが続けて開催された。
日本カシス協会は、2005年10月10日の目の愛護デーに設立されました。栄養価が高い果物「カシス」に注目し、もっと啓蒙したいと考える「学・官・産」の集合団体です。本協会は発足してまだ4ヶ月ではありますが、様々なエビデンスが発表される可能性を秘めた果実「カシス」の有効利用を啓蒙、促進し、広く国民の健康に貢献することを目的に活動しています。
この第一回カシスサミットでの決議を有効に、今後も「カシス」の有効性を啓蒙することで、広く国民の健康に貢献することを目指して、より一層邁進し、これからの活動に役立てて参りたいと思います。