中高年の皮膚由来の揮発性有機化合物に与える影響の研究
性別を問わず、40代以降になると加齢臭を発しやすくなるようです。加齢臭の主な原因は皮膚の揮発性有機化合物(VOC)です。
東海大学理学部化学科の関根嘉香教授はイギリス大学との共同研究で、カシス粉末の摂取によってどのようにVOCが変化するかを調査しました。
結果、加齢臭の元となる2–ノネナールなどいくつかのVOCの減少が判明。体臭予防対策の一つとしてカシス粉末が期待されます。
男女問わず40代以降は加齢臭が発生する可能性がある
研究に使用されたニュージーランド産のカシスパウダー(NZBC Powder)
M.E. T. Willems, M. Todaka, M. Banic, M. D. Cook, and Y. Sekine
Institute of Sport, University of Chichester, Chichester, UK, Graduate School of Science, Tokai University, Hiratsuka City, Japan, Faculty of Health Sciences and Sport, University of Stirling, Stirling, UK, Institute of Sport and Exercise Science, University of Worchester, Worcester, UK
出典:M. E. T. Willems, M. Todaka, M. Banic, M. D. Cook & Y. Sekine (2021): Intake of New Zealand Blackcurrant Powder Affects Skin-Borne Volatile Organic
Compounds in Middle-Aged and Older Adults, Journal of Dietary Supplements, DOI: 10.1080/19390211.2021.1908479
※研究例は果実としてのカシスについてであり、特定の商品に関するものではありません。