ブルーベリーより目に効く?
ブルーベリーよりピントフリーズに効果的
アントシアニンは植物に幅広く存在しますが、植物によってその組成は異なり、性質も異なると考えられます。ピントフリーズを抑制するカシスと、一般に目に良いといわれているブルーベリーにおいて、両者のピントフリーズを抑制する効果を比較してみました。
実験
ピントフリーズにおけるカシスとブルーベリーの比較実験
実験
方法
方法
弱度の近視である10人(平均年齢28.4歳)に、(1)カシス(2)ブルーベリーのドリンク((1)(2)ともアントシアニン骨格として40mgを含む) (3)アントシアニンを含まないドリンク(プラセボ)をそれぞれ飲んでもらい、2時間のパソコン作業を行いました。実験中、被験者にはどのドリンクを飲んだのかわからないようにして、作業後の屈折値の変化を測定し比較しました。
結果
ブルーベリーとの比較においても有意差を確認
ブルーベリーのドリンクを飲んだ人たちは、2時間のパソコン作業によってプラセボ同様に屈折値が低下していたのに対し、カシスのドリンクを飲んだ人たちは同じく2時間の作業を行ったにもかかわらず、屈折値が改善していました。
ブルーベリーのドリンクを飲んだ人たちは、2時間のパソコン作業によってプラセボ同様に屈折値が低下していたのに対し、カシスのドリンクを飲んだ人たちは同じく2時間の作業を行ったにもかかわらず、屈折値が改善していました。
このことから、カシスに含まれているアントシアニンのうち、特有の成分がピントフリーズの抑制で有用な働きをしていると考えられます。