カシスアントシアニンって?

アントシアニン

「ポリフェノール」の中でも有色野菜や果物の赤紫色を構成する色素成分です。
カシスに含まれるアントシアニンは、抗酸化力に優れているデルフィニジン配糖体の「D3R(デルフィニジン-3-ルチノシド)」と「D3G(デルフィジン -3-グルコシド)」、シアニジン配糖体の「C3R(シアニジン-3-ルチノシド)」、「C3G(シアジニン-3-グルコシド)」の4種類です。
特に「D3R(デルフィニジン-3-ルチノシド)」と「C3R(シアニジン-3-ルチノシド)」はカシス特有の成分で、ブルーベリーやビルベリーなどには含まれていません。

カシスアントシアニンの効用

「カシスアントシアニン(カシスに含まれるアントシニアン)」には、「ピントフリーズ現象」を改善するはたらきがあります。これは、眼精疲労の改善を示すもので、現在目に良いとうたわれているブルーベリーにはない、注目すべき効用です。
また抹消血流を活発にさせるはたらきにより、筋肉のコリをほぐす効用も確認されています。特に目や腰に対しては、摂取することでパソコン使用後の疲労具合を軽減させることが明らかになっています。

参考文献
Ciba-Geigy,Composition of Foods in Geigy Scientific TabLes, vol.1, edited by C. Lenter, pp.241~266,(1981)
玉田孝人 : 農業および園芸、ブルーベリー生産の基礎(35)、74、616~621(1999)
モ-リス・メッセゲ、クロフサスグリ、”メッセゲ氏の薬草療法”田中孝治監修、pp170~172、自然の友社、東京、(1998)
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Matsumoto H, Inaba H, Kishi M, Tominaga S, Hyrayama M, Tsuda T:J. Agric. Food Chem., 49, 1546-1551 (2001)
Matsumoto H. et al.:J. Agric. Food Chem. 49: 1541-1545.(2001)
中村敏郎:アントシアニン類、”食品の変色の化学”、木村進ら編著、pp18~28、光琳、東京、(1995)