読売カシスシンポジウムを開催しました
日本カシス協会(会長 宮永嘉隆 西葛西井上病院院長)が協賛致しました「読売カシスシンポジウム」が、去る2007年10月10日(水)に、よみうりホール(東京都千代田区)にて、開催されました。
昨今の急速なIT化に伴い、パソコン作業の日常化や携帯電話の使用が欠かせない日々が続き、老若男女問わず目を酷使する方が増加しております。当協会では、メディアの方や有識者向けの「カシスサミット」を定期的に開催しておりますが、一般の方々と共に現在関心が高まっている眼精疲労とカシスの関係を探る会として、昨年に引き続き”目の愛護デー”である10月10日に実施致しました。
シンポジウムには、カシスアントシアニン研究の第一人者であり、当協会の理事も務める弘前大学理事・副学長の加藤陽治氏、そして当協会の特別会員も兼務しており、日々様々な症状を持つ患者を診察している西葛西井上眼科クリニック所長の勝海修氏を講師に迎え、それぞれの見地から「カシスの持つ可能性」や「カシスと眼精疲労の関係」について講演を行って頂きました。当日は約1,000名の一般消費者(応募総数は2,360名)が参加し、会場は熱気に包まれました。
加藤氏からは、ビタミンやミネラルが数多く含まれているカシスの栄養素を紹介し、特にポリフェノールの含有量がブルーベリーよりも豊富な点を挙げ「カシスがベリーの王様」と言われる所以を説明致しました。更にカシス特有のアントシアニン(ポリフェノールの一種)が目の健康を始めとした様々な健康効果を期待させるものである、との見解を示しました。
西葛西井上眼科こどもクリニックの所長であり、子供から大人まで多くの目の健康に悩む患者と日々向き合っている勝海修氏からは、眼精疲労とカシスの関係について説明して頂きました。パソコンやゲームなどの近距離を見続ける事で毛様筋が緊張し、その緊張が持続する事によって”凝り”が発生し眼精疲労へと進行していくという眼精疲労のメカニズムを紹介。更に、眼疲労というのは目が疲れた「状態」であり、その疲労度が上昇すると眼精疲労という「病名」になる事、そしてカシスアントシアニンは毛様筋の凝りをほぐす作用がある事に触れ、日々目が疲れた状態になる事が多い現代人は、カシスを摂取して疲労度を下げる事が必要だと言及致しました。
シンポジウムの第二部は、ご講演頂いた両氏と共に漫画家の倉田真由美さん、そして進行役にフリーアナウンサーの関谷亜矢子さんが加わり、パネルディスカッションを行いました。倉田さんも漫画家という職業柄、執筆などにより目を酷使しているものの、自覚症状がなく日常的なアイケアは怠っていた事が判明。加藤氏、勝海氏からの眼精疲労改善へのアドバイスに熱心に耳を傾けていました。カシスは栄養価が高く、健康効果が期待でき、美容にも効果がある事に加え、サプリメントやジュースなどのカシス商品も数多くある事から、日常に取り入れやすいアイケアの方法である事を確認し、パネルディスカッションは盛況のうちに終了致しました。
協会発足2年目を迎え、これを契機に更なるカシス認知の向上を目的として、今後もカシスの普及・啓発によって、広く国民の健康に貢献する事を目指して、より一層邁進し有用な情報を発信してまいります。
読売カシスシンポジウム 実施内容
第一部
基調講演.1
(日本カシス協会理事、弘前大学理事・副学長)
演題:「ベリーの王様カシスがすごい理由」
基調講演.2
(日本カシス協会特別会員、西葛西井上眼科クリニック所長、同こどもクリニック所長)
演題「眼精疲労、視力低下を防ぐアイケア ~こどもから大人まで~」
第二部
パネルディスカッション
パネリスト: | 加藤 陽治 先生 (日本カシス協会理事、弘前大学理事・副学長) 勝海 修 先生 (日本カシス協会特別会員、 西葛西井上眼科クリニック所長、同こどもクリニック所長) 倉田 真由美さん (漫画家) |
司会: | 関谷 亜矢子さん(フリーアナウンサー) |
テーマ: | 「ためんずでも出来るおいしい目のケア」 |
来場者全員に上記アンケートを実施致しました。
アンケート内容と回答数が多かったものを一部抜粋致します。